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7点 偏愛カフェ
漫画もついにここまで来たか、という驚きでいっぱいになりました。
奈良崎コロスケはこのマンガがすごい!WEBに寄せたコラムの中で、
「グロテスク全開な作品ではないものの、読者によってはどうしても
受け付けない回が含まれている危険性がある。それでも性的倒錯の
世界を覗きたい人にはお勧めであり、いびつな愛の世界を堪能できる
だろう」と評したそうです。
性的倒錯者と言われれば、SMくらいしか想像できませんでしたが、
毎回とんでもない性的嗜好者が現れます。
最初の紹介だけでたまげてしまうこともあります。
読者としては、それを知っただけでお腹いっぱいになって
満足してしまうこともありました。
問題は、嗜好が志向に終わらず、過剰になりがちなんですよね。
度々、殺人にまで発展しがちでして、性的嗜好者の人権のためには、
もっと明るい解釈でお話が作れないかと残念になります。
今のままでは、性的倒錯者を否定する作品になってしまっています。
現に、一気に6巻まで読んだ私には、もう満腹感があります。
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[投稿:2023-04-23 09:18:58] [修正:2023-04-23 09:18:58] [このレビューのURL]
競馬における少年ジョッキーの奮闘記です。
少年誌において競馬をテーマにした例は、「マキバオー」
以外には知りません。
主人公の正義感は少年誌らしい真っすぐなものがありますが、
それ以外の設定は青年誌でも読めるぐらいのオタクぶりです。
作家さんは相当競馬を勉強したか、オタクですね。
まず、一般的な競馬ではなく、障害競走を扱います。
障害クラスの世界一はグランドナショナルと言うらしく、
なんと48頭で走ります。
こんな競争は誰も知らないですよね。
最初はこんなマイナーな世界を親子で目指すという設定で、
ちょっとついていけねえって感じが満載になりました。
その内、定常運転というか、競馬学校編やありがちな
100%悪役が登場とかで少年誌らしくなってきました。
最終巻に向けて愛馬に巡り合い、盛り上がっていきますが、
突然の最終話って感じです。
何か編集方針を巡って紆余曲折を感じる展開でしたね。
5巻とちょうど良い長さでした。
因みに副題「ふたりの大障害」のふたりとは、当初は親子の
ことだったのでしょうが、途中では馬と主人公になっていましたね。
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[投稿:2023-04-20 09:25:47] [修正:2023-04-20 09:25:47] [このレビューのURL]