「朔太」さんのページ

総レビュー数: 838レビュー(全て表示) 最終投稿: 2010年01月09日

ストーリーも何もないのですが、何とも雰囲気があって
純文学に近いテイストを持った作品でした。
和服を着こなすヒロインなので、独特の色っぽさが生まれます。

漫画が文学に近づこうと頑張って試行したという感じでしょうか。


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[投稿:2017-10-22 12:21:29] [修正:2017-10-22 12:21:29] [このレビューのURL]

作者の説明によると、TIME KILLERとは「暇つぶし」
「娯楽」の意味だそうです。
何かの制約なしに自分の書きたいものを描き続けて、
その蓄積を短編集として世に表したという感じです。
それが暇つぶし程度になればという意思表示でしょうか。

ところどころに目を引く作品があって、気分転換の一冊と言えます。
中でも「主と某」「乙女の祈り」「深山鶯邸事件」は良かったです。


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[投稿:2017-10-19 18:37:02] [修正:2017-10-19 18:37:02] [このレビューのURL]

霊能力を持っていることで人の背景や裏事情に通じてしまう。
そのことが結構悲しく辛いことを知ってしまったり、
引くに引けない諸般の世事を引き受けることになって
しまう人々のお話です。

ホラーっぽくならず、雰囲気を醸し出すことに成功していると思います。

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[投稿:2017-10-05 02:53:05] [修正:2017-10-05 02:53:05] [このレビューのURL]

芸能界やテレビ局を背景にした妄想エロ漫画です。

思春期向け作品なので軽くスルーすればよいのですが、
それなりのドラマ性もあって主人公への感情移入も
若干感じることができる点もヨロシイと思います。


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[投稿:2017-09-28 17:02:38] [修正:2017-09-28 17:02:38] [このレビューのURL]

原作者によれば「ラブコメのふりをしたホラー作品」だそうで、
そう解説されると納得できる部分はあります。
何を考えて生きているのか分からないJKという生き物は、
ホラーになりますから。

オムニバス形式なのですが、画は綺麗で1作1作が
丹念に作成された感じが好印象です。

しかし、理解できない生き物JKがくりなす物語には、
なかなか感情移入はできないので漫画としては失敗でしょうか。

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[投稿:2017-09-25 20:38:06] [修正:2017-09-25 20:38:06] [このレビューのURL]

エセ自伝的作品だそうです。
何か朝倉さんの持つ感性に共感なり共振なりが必要なのでしょうね。

明らかに知恵の足らないマリエ以外には男性的振る舞いの
多い女性が多数登場するのですが、
残念ながらつまるところ「私は恋愛したいんだ。」としか
叫んでいないように見えます。
深い渇望とは、結局はエロスなのでしょうか?

どうでもよい、どうとでもしてくれという感想が残ります。


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[投稿:2017-09-24 15:50:47] [修正:2017-09-24 15:50:47] [このレビューのURL]

雰囲気のある描画、雰囲気のある設定、これだけでスタートさせて、描いている間に何かが加わるだろうという、行き当たりばったりの作品でしたね。

泣ける話を作りたいけれども、何も思いつかない。
その挙句ひねり出したのが、猿の親子の絆の話だったり
(これで1巻を使った)、妹の復讐のために演奏会に
嫌がらせに来るやくざの兄貴との対決(これで2巻を使った)
だったりするわけです。
主人公たちのドジや誤解がどんどん事態を悪化させる様は、
もうドタバタ劇になってしまっており、感動も何も起こりようがないわけです。

素晴らしい設定、背景に期待が大きかっただけに、失望が大きい作品でした。


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[投稿:2017-09-17 06:55:14] [修正:2017-09-17 06:55:14] [このレビューのURL]

主人公がMIT出身の高校生という設定で、数学的な解決が
多くみられるのが特徴です。
したがって、トンでもトリックはほぼ皆無でした。
理にかなった謎あるいは謎解きなので、満足度が
高いミステリー作品になっていました。

月1回1話完結のキチンとした短編読み切りになっています。
他の少年誌ミステリーに比べても良質で正攻法の
ストーリーになっていますので、月刊誌ではなく表舞台で
活躍してほしかったような勿体なさも感じてしまいます。

良作と思います。

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[投稿:2017-09-11 20:52:44] [修正:2017-09-11 20:52:44] [このレビューのURL]

曽田正人だから、どうしても期待してしまいます。
曽田正人なりの新境地と言えば新境地なのでしょうが、将来的にRGB用原作にしたい編集側の企画に乗った感じが致します。
鳥井明の2番煎じをご本人ではなく、周囲が期待したような気がします。
どこにでもあるチープな架空の国の戦国時代の設定は、新人の作家さんなら、誰も見向きもしなかったはずです。
曽田正人だから、ひとまず見てみようと許される。
ただし、側近や敵役が最初から権謀術策のため裏切り、寝返りを相互に実行する展開は、さすがに予想外でした。
また曽田正人らしく、セリフの多いことも特徴です。
完結したようですが、3巻までとさせてもらいます。

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[投稿:2017-09-06 20:00:52] [修正:2017-09-06 20:00:52] [このレビューのURL]

中国の豪族劉家に仕える料理人、李三は、どうやら買われてきたらしい。
料理人といえども相当身分は低そう。
劉家、それも厨房・食堂と奥様の部屋以外の場面はほとんど出てこないけれども、時代考証や文化はしっかり検証されています。
文化庁の何とか賞にも受賞候補にもなったようで、さもありなんと納得いたします。

しかし、基本となるシナリオは、毎回同じ。
基本はドSの沈夫人が無理難題でドMの李三を苦しめ、一層美味しい料理を作らせてしまう。
このプロセスが1話完結の荒唐無稽なコメディになるというお話です。
当初は設定の面白さ、沈婦人の美しさと李三の料理の素晴らしさが対比されて、従来にない手法の漫画作品として楽しめましたが、4巻までがやはり限界でしたね。

ちなみに、毎回レシピと料理法が説明されており、立派なグルメ作品の一面も持ち合わせております。

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[投稿:2017-09-01 03:30:30] [修正:2017-09-01 03:30:30] [このレビューのURL]

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