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原作が小説であり、弁も達者でキャラの掛け合いや戦闘における駆け引き
が小気味良く展開していき、ダレずに読了できました。
主人公も偏屈な裏の性格を相手によって
微妙なサジ加減で出したり引っ込めたりするのが面白く、
見ていて飽きません。
ただ山場というかこれといった見せ場もなく
ドキュメンタリー作品のようで、打ち切り?を嘆いている人には
悪いですが、リアル路線だからこそ、
このまま続けても話が広がるようには思えません。
虎の強さも理不尽では無い分爽快感も無くなんだかなあ・・・

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-20 00:23:05] [修正:2010-12-20 00:56:39] [このレビューのURL]

武侠漫画。戦では大局を描きつつも弱小の主人公サイドの
局地的な戦闘も描いていて、それが段々大局に影響を与える
話の作りになっているのが高評価。
巻が進むと1つの合戦描くのに2巻位消費したり、連続で合戦の
話が続くと読んでて疲れるのが難点。
合戦以外の人情話がややありきたりなのも。
1?5巻までは文句なくおすすめ。
主人公はうしおととらのウシオまんまで、
まっすぐだけどちょっとバカ、そこそこシャレもわかる人情に厚い
熱血漢です。
突っ走る主人公をフォローする理知的な仲間が常にいるので
話が締まってるのもいいですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-09-28 20:45:00] [修正:2010-12-20 00:54:50] [このレビューのURL]

10点 残像

やはり星野氏はSF短編の達人だと思う。
ホントに絵が上手いですね。

「美神曲」は金星、「残像」は月、「世界樹」は火星を舞台にした話。
いずれの作品も着眼点と発想が素晴らしい。

短いながらもストーリーが良い。余韻の残るラストが泣かせます。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-19 21:30:24] [修正:2010-12-19 21:30:24] [このレビューのURL]

「孤独のグルメ」の久住昌之先生原作、そして作画はうさくn…
もとい期待の大型新人水沢悦子先生のコンビが描くグルメ漫画。
しかも連載はレディース誌「Eleganceイブ」。
…どういう経緯でこの作品が生まれたのか非常に気になるんですが、本作品では
鮭フレークマヨトースト、卵ご飯、3日目のカレー…などなど一人暮らし経験者なら
誰しもやったことがあろうズボラ飯を主人公の花ちゃん(30)が
手抜きまくり、食べまくります。

まあとにかく水沢先生の描く花ちゃんが非常にかわいいです。
作画はもちろん、一人きりなのにやたらコメント(ダジャレ多し)するわ、
部屋の中でやたら服脱ぎ捨てだすわ細かな生活描写も面白い。

また孤独のグルメよろしく料理への感想も名言連発しています。
「今ならアタシブタと呼ばれてもいいっ」
「このうまさには大森貝塚やむを得ず!!」
「ほぁああ」「ほぁああああああああ」
など最後なんか感想ですら無いんですが、花ちゃん(30)のリアクションとマッチして
決して極上ではない料理達が非常においしそうに見えるんだから不思議。

書籍扱いなので少々割高ではありますが、貴重なこのコンビのいつ終わるとも知れない
月8ページの連載なので一気読みすればお腹いっぱいの充実感が得られるはず。
もちろん男女ともおすすめです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-19 21:03:52] [修正:2010-12-19 21:12:55] [このレビューのURL]

7点 GANTZ

現代の日本の16歳の男子高校生が主人公のSFバトルアクション。
一度死んだ人間が強制的にマンションの一室と思しき空間に集められ、謎の黒い球体「GANTZ」を通じて命ぜられるがままに「宇宙人」狩りを行う。
目的も意味も明かされず、主人公たちは標的を殺さなくては生き残ることができない状況に置かれる。

読者は主人公と同じく何も情報を与えられない。あたかもルール不明なビデオゲームの世界に放り出されるような感覚だ。

主人公は生死をかけたゲームを通じて、仲間との出会いと別れを繰り返しつつ、自分と向き合い、人間的に成長してゆく。
恋人はどちらかというと地味な感じの普通の少女で、付き合うことのきっかけも賭けで負けた罰ゲームである。
しかし、彼女はやがて主人公にとってはただ一人の理解者となり、最重要の存在となってゆく。
主人公は恋人に自らの存在意義をかけている。それゆえに恋人の行く末が今後の物語世界の核になっていくだろう。

「GANTZ」世界における「死」は、ビデオゲームと同様に、即物的に淡々と描かれている。
血液や内臓や骨が飛び散る有様をリアリスティック(?)に若干誇張して描いているのは刺激的なアクセントが狙いだろうか。
しかし「死」にリアリティを感じるのは、死にゆく人のそれまで生きてきた人生について多少なりとも認知した上の話なので初対面同士の生き死にについての描写としてはこのようなものかと思う。
またある意味、これがこの作品における唯一のリアリティかとも思う。

個人的にはいくつか謎が残るが、そもそもの設定が設定なのであえて謎のままで許容している。

全編にわたるスリルとスピード感が魅力。いったん読みだすと止まらない。
29巻まとめて借りて一晩で一気読みしてしまった。
最新巻を楽しみにしている。

まだ読んでいない人にも一気読みがおすすめ。寝不足覚悟でぜひ堪能してください。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-19 17:54:14] [修正:2010-12-19 17:54:14] [このレビューのURL]

禁じ手をするが、
某バスケット漫画と比較させていただく。

正直言うと、ピンポンは二番煎じとしか言えない。
著者が、「何も意識して書いていない」と言ったとしても・・・


きっと、どこか心の中で意識していることが
失礼ではあるが伺えるように感じられる。←(実際はどうか知らないがw)

しかし、内容は

ピンポンの方がおもしろい。
なぜか。
私個人の意見ではあるが


「ストーリー」そのものである。これ以外言いようがないw
 
この点で 某バスケット漫画を凌駕している。
しかも5巻で収めてきれていること。
何も添削することができないまとめ方。


いつの時代もパクリが問題視されている。←(この作品がパクったと言ってるわけではないw)
その中で
2番煎じだからと言って、「駄作である。」と言えないことを
この漫画は証明している。

とくにドラゴンが好き

 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-19 07:13:37] [修正:2010-12-19 07:27:52] [このレビューのURL]

序盤は絵の上手さとストーリーの展開に惹かれるものもありますが、途中からの破綻(というか読者置いてけぼり)が目立ちます。
キャラクター数が多く、登場しては消え、また登場しては消えの繰り返し。発巻ペースが空くのでストーリーを覚えておらず、こいつ誰だっけ、なんでこうなってるんだっけ、と思うこともしばしば。
惰性で最新巻まで読みましたが、ここ最近はストーリーも進み、途中の停滞してた時期に比べると読みやすくなってる感もあります。
おそらく結末を読んでから全体を通して初めて評価できる作品だと思いますが、これから読む人はストーリーの中だるみと空想的展開と作者の性癖に耐えられる人でないと難しいかもしれません。

絵に関しては言うことないです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-05-21 01:43:56] [修正:2010-12-18 18:17:19] [このレビューのURL]

10点 7SEEDS

最高におもしろいです。登場人物すべてが主人公といっていい。深く練りこまれたストーリーで読んでてだれる場面がないです。小説でいう常に山がある状態が続きます。早く続きが読みたいけど、一番いいのは終わるまで待って大人買い一気読み。だけど出たら買ってしまう。。。
絵は少女漫画っぽくて男性諸君にはとっつきづらいかもしれないけど
、一度は読んで損はないと思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-18 12:53:12] [修正:2010-12-18 12:53:12] [このレビューのURL]

コナンと並ぶ有名推理漫画です。事件ごとに1シリーズ物として
、連続殺人事件を解決して行きます。
主人公を有名な架空探偵金田一耕助の孫として少年誌で登場させたのはいきなりインパクトが凄まじかったですね(クレーム問題があったらしいですが)。
その名に恥じない推理力と個性がもった主人公で、他キャラ及び犯人も興味深い人間が多数いました。

絵が古い初期からなかなか迫力と一定の画力があります。よって連続殺人事件について一種のホラー漫画的楽しみ方も可能
です。トリックも盗作騒動があったようですが、詳しくない
自分には、驚きが多かったですね。

もっとも優れた点は、作品の途中までは、色々と考えさせられる余韻を残す人間ドラマを事件に関連して
見せてくれるところです。犯人の自殺も多いのが理由でしょうが、それ抜きにしても心に響く物語が語られています。この辺は他作品にはとてもないものだと思います。コナンやQEDと違い金田一が犯人を人間として全否定せず、真摯に接しようとしたり、粘り強い説得、逮捕後は会いに行ったりして、更生にまで配慮していたのは、事件をゲーム扱いしていないのが伝わり、非常に好感が持てました。

ただ、この作品の最大の欠点はやはりコナン同様に引き伸ばしによる質の低下だと思われます。後半の犯罪芸術家(この職業自体が気持ち悪い)の登場で色々事件がとかなった時点で、もうネタ切れなんだなとは伝わって来ました。非恋湖の犯人を再登場させたのも彼の処遇(例の事件は記憶がないからという理由だけで免責できるものではない筈)やその事件の悲しい余韻を奪う行為でしたし。

途中までの素晴らしさは高く評価したいですし、1部完結までなら粘っていた方だと思うので、今から読む人にはそこら辺を目安
して読んで欲しい作品です。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-15 02:22:38] [修正:2010-12-18 01:57:08] [このレビューのURL]

7点

山岳でのレスキュー漫画。
でも、危なかったけど助かってよかったね、というのとは違います。
むしろ手遅れだったり、救助中に力尽きてしまうことの方が多いかもしれません。

ただし、山って怖いよね、というのがこの作品のテーマではないです。
「悲しい事故が起こるのは山の半分、楽しいことがあるのも山の半分」
悲喜こもごも。 困難があり、それを克服して各々の目標を達成したときの計り知れない喜びもあり。
素人登山家にもプロのクライマーにもその喜びは等しく訪れます。 そして困難も。
結局のところ、山の魅力や怖さと言うよりも、山に関わってしまった人間達のドラマを描いた作品です。

必要なのは、ただ単に進むだけではなく、立ち止まる勇気、退く勇気、助けを求める勇気。

遭難した場合、生きるか死ぬかは紙一重。 たった数センチの差が生死を分けることも珍しくありません。
すべては山のご機嫌次第なのですが、だからと言って誰でも生きるために死力を尽くすのは当たり前。
負傷した痛みと戦い、凍えるような寒さと戦い、夜の暗闇と戦い、孤独と戦い…。
それがわかるからこそ、三歩は助かった人にも助からなかった人にも等しくこう声をかけるのでしょう。
「良く頑張ったね」
 

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-12-17 01:31:56] [修正:2010-12-17 01:53:44] [このレビューのURL]

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