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最初アニメの再放送で知ったのですが、色々ツボに填って原作も買いましたが、なるほどよくできた作品かと思いました。
まあ設定やらキャラやらありきたりのところが多いのでオリジナリティーには欠けますが、ただ最後まで全く無駄が無く、長期連載によくありがちな死にキャラが発生しないのは素晴らしかったです。
どのキャラも最後まで愛情を込めて書かれ、読み手に不快感を一切与えない技法、そして無駄のないストーリー進行は驚きました。
そしてなんと言っても姫ちゃんのキャラと性格は感情移入でき、ポコタやエリカたちの友情、そして大地への恋愛、信頼関係など、見るべき点が多く、その関係を最後完璧なまでに消化されており、本当に素晴らしい作品でしたね。
ただ、もうちょっと日常エピソード系の遊びも欲しかった。
かろうじで数話の書き下ろしでフォローしてますが、本編をまとめる上で難しかったんでしょうか。ただその部分をアニメでフォローされてたので、この作品はアニメ+原作で二度楽しめるのもいいですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-21 11:25:41] [修正:2010-02-21 11:25:41] [このレビューのURL]

どんなテーマで描いていても、結局はいつもの川原漫画。
多すぎる文字、同じような登場人物、緊張感のなさ、ものすごくマイペースな作風。
合わない人は何を読んでもダメでしょうね。
でも好きな人にとってはどの作品でも外れがありません。
何の変哲もないようなストーリーに思えても、
作者の手にかかるとどうしてこんなに面白くなるんだろうと思えるぐらいに。

そんな川原作品の中で個人的に一番好きなのがこの表題作。

「夢見たものは 夢見たものは 銀のロマンティック …そしてまぶしくて まぶしくて もう何も見えない」

笑いあり、涙ありの内容が、いつも通りのほのぼのとした独特のテンポで展開されます。
コメディの中に綺麗に織り交ぜられた優しさ、爽快感、哀愁。
見事としか言いようがありませんです。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-20 21:14:36] [修正:2010-02-20 21:16:44] [このレビューのURL]

まずなにより菌がかわいい・・・!
生きていく上で、菌がかわいいという言葉を使う日がこようとは
思いませんでした。
ミーハーですが農大に行ってみたくなりました。

絵は細かくて毎度感心させられます。
大好きな漫画の一つなのですが、最近は(現在8巻)もう少し主人公を出して!
という気もします。
初期にあった菌が見えなくなるエピソードとか、O157とかを発見するようなエピソードを
もう少し10回に1回は見たいな・・・と思います。
この方の描く女子は特徴的で、多分人気があるのかなとは思うのですけど、
なんだか女子率が多くなったようなきがしてなりません。
もう少し主人公+先輩二人組にスポットライトを・・・!
フランスにボンテージ姉さんを迎えにいくあたりはよかったです!

まああんまり主人公にスポットライトを当てすぎると、この漫画は
ストーリー的に終了しちゃいそうですが・・・。ほどほどに・・・。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-20 16:25:48] [修正:2010-02-20 16:25:48] [このレビューのURL]

ガモウさんの少年漫画を揶揄した作風が独特で面白い
少年漫画では主人公が“気合”や“根性”などで逆転するという
場面が多く、そういう作品を読んだとき
説明のつかないご都合主義に萎えることがある

ラッキーマンの“ラッキー”とは
そのご都合主義をネタへと昇華したものである
なので
ギャグ漫画のノリで展開する最序盤よりは
緊迫したバトルが多くなるさっちゃん編辺りで
よりラッキーのシュールさが増し独特の味わいを持つ

とは言え、戦いの結末全てをラッキーで済まされたのでは
全16巻を読み切ることはできないと思うだろう
そこで読み進める意欲を助けるのがサブキャラたちの魅力である

序盤のクラスメイトは勿論、数多くの敵キャラ、味方キャラ
ほぼ出番が無い、修正マンやスペードマンたちもインパクトは抜群である
これらのサブキャラが量産された中盤が最も面白いと思う

ただし、終盤は中盤の内容を繰り返しているだけのようにも見え
中盤に登場したサブキャラたちの活躍を楽しむだけの
内容になってしまっているのが残念

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-01-30 10:08:13] [修正:2010-02-20 15:40:58] [このレビューのURL]

高橋留美子先生が今でも
漫画家を続けている理由がコレだと思います。

コレを抜く恋愛漫画はそう無いでしょう。


しかし、若い内に読む事をお勧めする。
年取ってからだと、現実味なく思えてしまう。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-20 15:27:01] [修正:2010-02-20 15:27:01] [このレビューのURL]

この漫画にはかなり励まされました。
人の心の弱さ、傷などに温かい手を差し伸べるような良いセリフがたくさん出てきます。
「人の優しさを偽善というより、そのひとの優しさを信じてあげなさい」といった趣旨のセリフがあるのですが、この言葉にはぐっときました。
作品は序盤はギャグを交えた感じで、明るいですが、後半にさしかかると物語の核心的な部分に触れていくので、暗い感じになっていきます。しかしとても納得のいく形で、大団円で締めくくられています。

落ち込んだり、自分に自信が持てなかったりするときにこれを読むと救われるような気持になれました。
ただ、主人公の女の子はすごくいい子なので、逆にそれが苦手だという人もいるかもしれません。私は好きですが。
とにかく一度は読んでもらいたい作品ですね。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-19 05:14:53] [修正:2010-02-19 05:14:53] [このレビューのURL]

Dir en greyとコラボしてくれたおかげで知ることができた作品。

はっきり言って怖かった。
「ぼろきれになるまで戦ったんだね…」というセリフ。
おぞましすぎる僕らの末路、新人類…
生理的に受け付けないって感じの恐怖を体験しました。
TVのインタビューや対談で良く出ますが、楳図先生はどう描けば人が怖がるか、恐怖を感じるかを徹底的に研究したそうです。いや、マジで怖い。この作者以上に恐怖を感じることはないでしょう。「なるたる」も「サイコ」も彼の作品の前ではグロくない!

パニック・サバイバルのジャンルだけど、ここまで完成度が高いものは映画でもないと思う。
劇的な展開、残酷な運命、それでも結束し、希望の光を見失わない子供たち。小学生とは思えない知力・精神力だけど、少年漫画なので許す!

地下鉄を辿っていく場面は猿の惑星(リメイク版じゃないよ)を思い出しました。先の見えない展開、恐怖心が、まるで自分がそこにいるかのような臨場感を生み出す。漫画でここまでシンクロで来たのはこの作品のみ。

楳図だからグロいのはしょうがない、と思えれば良質な名作以外の何物でもない。Happy Endじゃないけど、ちゃんと最後に希望も残されている。ぜひお勧めしたい作品だ。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-17 23:07:47] [修正:2010-02-18 17:43:33] [このレビューのURL]

刻の大地と並んで、幼いころの思い出の作品。
漫画好きへのきっかけの一つです。

ほのぼのとした画は明らか大人向けじゃないけど、これが夜麻先生の魅力!
癒されますよー

ジャンルはRPGもの。ドラクエ3世代の先生はもろに影響を受けたらしいです。
主人公一行は最初から強いwまぁバトルがメインじゃないし、この設定あってのテーマ性なんで。
魔物=絶対悪と考えない主人公イリア。強さも性格もナウシカみたいだけど、子供っぽいところが多く、物事を大きく見てるわけではないので、ナウシカの子供版って感じかなぁw

刻の大地と違ってちゃんと完結してます!そしてラストはものすごく感動します!終わり方は刻の大地へ繋がるようになっていますのであしからず。3巻と読みやすいので、夜麻ワールド入門にはぴったりです!

勧善懲悪ものに飽きてしまった方、どこか懐かしさを感じたい方などにお薦めします!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-22 02:53:06] [修正:2010-02-18 17:21:35] [このレビューのURL]

スポーツやってりゃ嫌でもぶち当たる「才能」の壁
この漫画ほどそれを掘り下げて描いたものはないと思う。

自分の中のヒーロー、そしてヒーローとされたものの責任
アクマ、ドラゴンの気持ちがわかることわかること…


映画から入ったけど、漫画読んで余計感動しました。映画も漫画も本当になんでこんないい終わり方できるんだろうってくらいきれいなラスト。

スラムダンクとは違った意味で名作のスポーツ漫画です、画が苦手で読まないなんて人生損してますよ!

ナイスレビュー: 1

[投稿:2009-12-24 03:08:58] [修正:2010-02-18 17:06:34] [このレビューのURL]

一介のロードバイク乗りがレビューします。

末はランスかパンターニか。恐るべきクライマーの資質の持ち主が開花していくお話です。同時にオタクだった少年が自転車に乗ることで自分自身の居場所を見つけていく物語です。

とにかく走っている人間・闘っている人間の描き方が秀逸。荒削りかつポップ、いい意味で力の抜けた絵が自転車競技のスピード感を感じさせてくれます。読むたびに「(ペダルを)回さなくては!」と夜道に漕ぎ出すモチベーションをくれる漫画になっています。同時にチームメイト(特に先輩)の描き方も巧い。ライバルとして、導き手としての先輩の姿は涙を誘う場面も少なくありません。

ライバルたちのキャラクターも秀逸。現在チャンピオンでの連載もフォローしていますが、毎週毎週熱すぎる展開が素晴らしいです。このまま一気に突っ走って、坂道君やライバルたちが世界で走る所まで書いてくれればいいなぁと妄想してしまいます。

僕のようなおっさんにも、小学生ぐらいの子どもにも楽しく読める稀有な漫画のひとつだと思います。ツールドフランスで敢闘賞を獲得した別府選手がシャカリキを読んでいたことは有名な話ですが、この作品もそんな存在になるのではないかと個人的には思います。

ナイスレビュー: 1

[投稿:2010-02-17 22:22:30] [修正:2010-02-18 09:49:10] [このレビューのURL]

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