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10点 神戸在住
こんなに心にしみてきた漫画は初めてでした。
ごく最近全巻大人買いして読みました。
読み始めはまず、この作品独特の絵柄に少し抵抗を持ったのですが、
一つ一つの丁寧な描写、モノローグの挟み方などに慣れるにつれむしろとても合っていると感じる様になりました。
手書き感あふれるコマの枠線もゆるやかな作中の雰囲気を増す感じがして、大好きになりました。
主人公である辰木桂は作中では結構存在感が無い・・というか純粋な雰囲気を持つ主人公です。
そんな桂の生活をさまざまなカラーで彩るのが友達グループだったり、サークル仲間だったり、家族だったりします。
それぞれのグループの中で生まれるそれぞれの雰囲気がどれも違ってどれも良い。それをより一層感じられるのは桂のキャラクターからだと思います。
徹底して標準語だったり丁寧語だったりと「友達にその口調なおかしくないか」と思う場面もあったりしたのですが、それもより主人公を無個性にする事でエッセイ風にした時に周囲が個性溢れて面白く感じられるからだろう、と思いました。
読んでいてこの作品がたまらなく好きになったのは3巻の林浩の震災の話。
7巻の話も欠かせないと思います。
どちらも人の生死を扱う話となりますが・・・何が良いって説明が難しいな。。描写が上手いというか。。心に深ーく感じるものがありました。
全10巻。非常に上手にまとまっていますし、連載を追っていた方は終わりがはっきり近づいて見えるのが悲しかっただろうなぁ。
全部読み終わる前に10点をつけると決めていたのですが、最終巻もまた非常に良かったので本当に読んで良かったと思ってます。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-16 02:17:02] [修正:2009-12-16 02:19:46] [このレビューのURL]
6点 からくりサーカス
うしおととらが大好きで、その流れで集めました。
うう〜ん・・・・・・・・・・・
惜しい!
感動させるための設定が無理矢理なような・・・
前半は9点だけど、後半は5点くらいかな・・・
(読み直して再評価)
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-11-15 23:53:23] [修正:2009-12-15 15:44:48] [このレビューのURL]
3点 BLEACH
ジャンプの漫画って380円から420円じゃないですか、
ブリーチはたしかほとんど420円。
で、この漫画は、新品で420円払って買うのは
まっちがいなくもったいない。
新品で200円くらいが妥当。。
デスノートやDBZ、スラムダンクの後半当りの巻と
同じ値段なのは不思議。
やたら大きなコマがおおくて1ページの情報量が少なすぎ。
とにかく白黒。 まず死神とかの装束が真っ白か真っ黒。
背景もこの漫画の舞台的に殺風景でこれも白黒。
戦闘シーンでは煙がやたらもモッコモコで白スペース。
効果音が大きく黒。
1冊10分も読むのかからないし、深い部分もなし。
嫌いじゃないけど、低い評価は妥当。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-15 09:45:26] [修正:2009-12-15 09:45:26] [このレビューのURL]
8点 Landreaall
ファンタジーと学園モノを合わせた漫画。
独特な世界観の作りこみと、作者独特のセリフ回しが魅力的に感じます。
(もちろんキャラクター等も良いですが・・)
全体の世界観としては西洋風なファンタジーなのですが(言葉づかいとか)、ニンジャという護衛が存在していたり、ウルファネアという東洋風の国があったりとただ剣と魔法とドラゴンだけがある様な世界とは少し違います。
作者の絵の癖もあり、格闘シーンなどは正直上手ではないです。
1巻を読んだ時はその下手さに絶望してそこで読むのを止めてしまっていたのですが、周囲の高評価に負けて続きを買って正解でした。
2巻からかなり楽しめ、何故自分は1巻読んだ時ダメだったのか不思議に思う程でした。やっぱり絵のせいなんでしょうね。
ストーリーとしては1-3巻がプロローグ。主人公DXの恋の話と火竜退治の話。
4巻からDXとその妹イオンがアカデミーに入学して学園生活を送る様になります。
アカデミーに入ってからキャラがわっと増えて、初めは覚えるのが大変ですが、皆個性的なのですぐ慣れました。
脇役が個性的ながら、メインキャラであるDX、イオン、六甲の個性がそれに負けないのも良い所だと思います。
自分はイオンが一番好きです。
主人公が王位継承権第四位という、「王に本当になるかも知れない」という凄い立場である為、その王位にまつわるエピソードが学園編に入ってからは良く描かれるようになります。
そういったシリアスなエピソードを交えながらも、ミュージアムバルの様なお祭りだったりといった学園モノらしいストーリーもあり、シリアスもギャグもどちらも面白い。
たまに、一話まるまる会話ばっかりで構成されるような回もあります。
ひたすら会話なので内容は濃く、一話が長く感じますが読みふってしまいます。
少し癖のある内容とは思いますが、男女問わず読める良い作品だと思っています。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-15 01:17:56] [修正:2009-12-15 01:17:56] [このレビューのURL]
10点 ジョジョの奇妙な冒険
バトル漫画の金字塔。
このイカした最高の作品に多くのレビュアーが賛辞の声を惜しまず、もはや書くことなど何一つ無かろうという状態であります。
ただそう言いながら再読する度に書く事が生まれてくるのが不思議。まさに奇妙な作品。
それ程の傑作と納得するしかないかな。
さて。皆が嫌がる作品について書いてみる。
いくらかの創作物語に起こる事だが、作家がキャラクターに過度に愛情を注ぎこみ過ぎストーリーを陳腐化させてしまうことがある。
つまりキャラを殺せないのである。
読者の声に迎合したのか作者自身の愛ゆえになのか分からないが物語クライマックスのココで退場がベスト!という所でそれが出来ないのである。
それどころか殺しても生き返らせちゃう、という事まで起こる。
特に少年漫画ではお馴染みで喜ぶちびっ子もいるし少年誌的にはオッケーなのかもしれないけれど大人になるにつれそんな作品からは皆離れていく。
ジョジョが高年齢層に圧倒的に支持されている理由の一つはコレが無い事である。
ジョジョでは敵味方区別なく死んでいく。(アブドルの生き返り例があるが、これもあとでキッチリ殺されている。)
遠い昔、花京院が死んで好きなキャラだったので「あぁ、生き返らしてくれないかな。」と思ったものだ。
しかしそれを読者は考えてもいいが作者は考えちゃイケない事なのだ。実行してしまえる立場にいるからこそ。
そんな事をしない、やらないからこそ素晴らしいジョジョだったのだ。
キャラは生き返らない。人間はゾンビじゃない。
だからこその人間讃歌なのだ。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-12 02:35:43] [修正:2009-12-14 02:21:56] [このレビューのURL]
10点 三国志
あの三国志を見事漫画化したのは凄いと思う。
数多くの漫画家が挑戦し必死で書いても
赤壁までが限界という世界で
完結まで書き切った事だけでも、10点に値する。
いまや三国志と言ったら横山光輝であろう。
恋姫無双よりも、この三国志のアニメを
完結させなさい!!!
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-13 22:35:23] [修正:2009-12-13 22:35:23] [このレビューのURL]
6点 とある科学の超電磁砲
原作は読んでおらず、アニメから入りました。
禁書目録よりも絵が上手。
話は面白いです。
最近の少年漫画になくなってしまった物が
あるような気がします。
単純ながらも楽しんで読めるストーリーが良いです。
個性的なキャラクターも良いですね。
深夜アニメになっていますが、何故深夜なのか疑問。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-13 22:22:37] [修正:2009-12-13 22:22:37] [このレビューのURL]
3点 FAIRY TAIL
うーん・・・。
「誰にでも書ける漫画」って感じです。
この手のストーリーは、先人が殆どし尽くしてしまって
特別面白さは感じません。
普通はこれに、更にもう一つ調味料を加えるのだが
それも見受けられない。
もう少し凝ったストーリーが欲しい。
アニメ化しましたが、まぁ確かにアニメ化しやすそうですよね。
小さい子は見ていて楽しいでしょう。
高校生が考えたような漫画です。
あとワンピースと絵が被っている様に感じるが・・・
知り合いか何か?
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-12 16:26:39] [修正:2009-12-12 16:26:39] [このレビューのURL]
9点 サンクチュアリ
幼少の頃、戦地で地獄を味わった二人が日本へ帰ってきて、ぬるい日本を変えるべく、一人は60歳でハナタレ小僧といわれる政界に飛び込み、ジイさんどもを追いやり早急にのし上がる。そのために極道という裏の世界のから支援していく。支援するためには極道にまわった方もどんな手を使ってものし上がっていく。二人の関係がマスコミにばれても臆することなく肯定し、一度議員を辞職し、再度選挙に臨む。ゆるがぬ信念と執念。この二人を見ていると、熱くなるというのはわかる。
そして選挙の仕組みが、そこかしこにちりばめられている。15年くらい前の作品だが、そこに描かれていることが実際に起こってしまっている。選挙が近づいたら、一度読んでみて下さい。この熱い二人に近づくためには、まず責任ある一票を投じることだと思えると思います。
青年向けマンガと呼ぶにふさわしい名作。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-12 03:27:07] [修正:2009-12-12 03:27:07] [このレビューのURL]
9点 寄生獣
漫画の頂点に立ち得る作品とでもいうのでしょうか。
圧倒的な構成力、メッセージ性。
残念ながら、連載終了からかなりの時間がたってしまった今となっては、少し使い古されたメッセージ、問題提起と感じてしまいますが、何と言うかこう、説得力が凄いです。
絵のレベル、最後の敵の倒し方が個人的には少し微妙だったので、「限りなく満点に近い9点」を付けさせていただきます。
完全版には作者の質疑応答や、自身の哲学も掲載されているので買うならぜひ完全版で。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2009-12-11 16:05:52] [修正:2009-12-11 16:05:52] [このレビューのURL]