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2点 NOBELU-演-
テーマが多数散らばらせており、興味を引かされて
いく導入部です。
虐待、子育て放棄から始まり、多重人格、天才子役
といったところが、キーワードになります。
何かが起こる予感がありますが、台詞が多用されて
おり、大した事件も起こりもせず、
次第に興味が薄くなってきました。
子役同士のバトルが中心になると思いきや、
全体に不気味な雰囲気だけが、続きます。
名脚本家である野島伸司を原作に迎えて、
期待の作品だったのでしょうが、
漫画としては未消化に終わるという印象です。
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[投稿:2021-02-11 16:09:50] [修正:2021-02-11 16:09:50] [このレビューのURL]
秋本治の多岐にわたる知識量と、普遍的な日本人の笑いのツボを突くセンスの2点が無ければ成立しない作品。そのためか、40年の超長期連載にも関わらず、この作風を継承する漫画家が未だに現れていない(ミリタリコメディー要素はうすね正俊にも通じているかもしれないが)。
博学な作者によりチョイスされたリアリティのある題材を、荒唐無稽な両津が木っ端微塵にするという振れ幅が、たまらなく面白い。
ギャグ漫画は人により笑いのツボが分かれるところだが、こち亀は話題や表現自体はオーソドックスなので、誰でも読みやすい点も素晴らしい。
後半のネタ切れ感やパンチ力不足は否めないが、それを差し引いても偉大な作品である。
というか、40年間の週刊連載を無休載でやり遂げること自体、漫画界最高の偉業の一つである。
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[投稿:2021-02-11 11:36:12] [修正:2021-02-11 11:36:12] [このレビューのURL]
正直、絵はお笑いマンガ道場かな、って感じですが、このマンガのすごいところは、サウナの入り方を浸透させたことです。サウナのある施設に、このマンガでいうところの「ととのい椅子」が設置され、休憩を挟んで入る人がどっと増えました。今あるものを効果的に使う方法を配信し需要を掘り起こすという点ではかなり成功したかと思います。いろいろ買ったり準備したりしなくても、このマンガ読んでサウナ行けばいいだけですから手軽で目の付け所がいいですね。
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[投稿:2021-02-08 16:17:56] [修正:2021-02-08 16:17:56] [このレビューのURL]