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7点 口入屋兇次
質の良い時代劇をそのまま漫画にしたような作品です。考証がしっかりしつつ、ドラマとしても魅せるものがあります。絵も綺麗ですし。
一事案がもっとペース良く解決して、何かもう一つ個性があればもっと連載続いたかなと思いつつ、丁寧な良作だったと思います。
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[投稿:2018-03-27 17:35:01] [修正:2018-03-27 17:35:01] [このレビューのURL]
6点 バイオーグ・トリニティ
芸術的に美麗な絵とハッタリの効いた演出やスタイリッシュなバトルは良かったのですが、途中から話が無駄にゴチャゴチャしてしまったのは残念でした。
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[投稿:2018-03-26 19:34:37] [修正:2018-03-26 19:34:37] [このレビューのURL]
6点 宇宙兄弟
南波兄弟が、宇宙飛行士になる夢をかなえていく物語。
どうやって彼らが数々の試練を明るく乗り越えていくのかを楽しみながら読むマンガです。
好きなシーンの1つが、31巻の#287。兄に先んじて宇宙飛行士になった日比人が、事故により初めて挫折し、NASAを辞してロシアで兄の後を追って再起を目指す過程で、ロシアの月プロジェクトのバックアップクルーに選抜されるかどうかというシーン。ロシアでの恩師の娘、オリガの姿を見て日比人は拳を握りしめる。
その拳の中に
根拠もないし自信があった訳でもない
ただ 握りしめたんだよな オリガ
"絶対"を
努力もせずに根拠のない自信を持つのはタチが悪いが、やることやったあとは、自信を持たなくてはいけない。実際は時間にも体力にと限りがあるわけで、100%のことはできないわけだ。その限られた条件の中で、出来る限りの力を尽くせばいいのです。
オッサンたちが主役のマンガですから、私もこうやって人生を乗り越えていきたいと思いました。
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[投稿:2018-03-25 17:22:18] [修正:2018-03-25 17:22:18] [このレビューのURL]
8点 僕だけがいない街
後から考えると、タイムリープものの作品で、
時間遡行の条件が判然としていないというのは、結構致命的な気がする。
と言うのも、作者の裁量でいかなる展開もどうとでも出来てしまう訳で
ややもすると、ご都合主義的な作品として読者にそっぽを向かれる可能性があるからだ。
ところが、読んでいる最中はそんなことなど気にならなかった、
それは、純粋にサスペンスとしてのクオリティが高く、
常にスリリングな展開を維持できていたということが大きいように思う、
そういう面では、いつタイムリープが起こるか分からないその状況も
プラスに作用していたのかもしれない、
次はどうなるんだろう、という期待感が先立つことで、
理屈の部分を気に留めさせない没入感があった。
もちろん時間遡行の条件や、何故主人公だけがそんな能力を有していたのかなど、
その辺の謎が明らかになっていれば、さらに文句の付けようのない作品になっていただろうが、
それが無かったからと言って、この作品がつまらないという訳ではない、
初読なら、ページをめくる手が止まらないくらいの面白さは期待して良い。
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[投稿:2018-03-09 21:33:07] [修正:2018-03-25 13:53:35] [このレビューのURL]