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7点 魔法少女ダンデライオン
大好きな漫画家さんである藤田和日郎氏が二巻単行本の帯で推奨コメントを書かれていることをネット上で知り、他の読書レビューサイトでも一巻目の評判が良かったことから興味が湧いて、既刊2冊を購読しました。
結果、買って読んで良かった!藤田先生、教えてくださってありがとうございます!との気持ちが溢れ、レビューすることにしました。
推しポイント1つ目
画力が高い!登場キャラ(ヒロイン&ヒーローや背景、場合によっては敵も)が魅力的に描写されていることは勿論、魔法少女としての怪人との戦闘描写も迫力に満ちています。
※ただ、そこそこグロい描写や、ヒロインのたんぽぽが痛めつけられて苦しんだり疲弊したりするがゆえの苦悶の表情もあります。そうですね…、「鬼滅の刃」の漫画やアニメが大丈夫なら、きっと大丈夫だとは思います。
推しポイント2つ目
ヒロイン・たんぽぽとヒーロー・シェイドの関係性!
特にシェイドが彼女に向ける、飄々としながらも揺るがぬ確かな愛情と深い慈しみがこめられた言動に、読んでいて胸の奥がじんわりと温かくなってきます。
何より、ただ単純に甘やかすだけでないのがまた良い!たんぽぽを守るために偽悪的な行動をしたり、現実を直視させるために厳しいことを言ったりもしますが、それでも最終的には彼女の信念や決意を尊重してくれるんですよね。
それほどの想いをシェイドが向けるようになったきっかけや経緯を、じっくり描写してもらいたいと願ってやみません。
単行本二巻内の作者コメントで、「もともと5話で終わるつもりでスタートした作品」とあったのですが、キャラの内面及び背景、そして世界観やストーリー展開そのものも深く丁寧に描かれ、長く物語が続くことを期待しています。
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[投稿:2025-08-03 17:42:27] [修正:2025-08-03 17:44:12] [このレビューのURL]
5点 赤いペガサスⅡ・翔
1988年頃、F1レースは一世を風靡していたんだろう。
少年誌でも多くの作品群がレーサーものを扱っていたように思う。
その中でも、本編は、実在のレーサーたちを登場させて、よりリアリティを
醸し出すことに成功している。
アイルトン・セナ、アラン・プロスト、ナイジェル・マンセル、ゲルハルト・ベルガー、ネルソン・ピケなど。ただし、悲劇のヒーロー ロス・ジョルジュと主人公ショウ・アカバだけは創作という布陣だ。
前半はやや退屈ながら、最終話に向けて、展開がヒートアップしてくるのが良い。
世界的にレース熱が鎮静化したように見える現代では、もうレーサーを主人公に
した漫画作品は見られない。
世相を敏感に反映しているようで面白い。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2025-08-02 09:44:40] [修正:2025-08-02 09:46:16] [このレビューのURL]