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2点 蒼穹のアリアドネ
最初の頃は割と面白かったんですが、4巻くらいからつまらなくなってきて、6巻で読むのをやめてしまいました。
読んでいて気持ちが離れていってしまったというのもあるんですが、ストーリーが進んでいるのに話の広がりを感じられなかったことが、自分がつまらないと感じてしまった理由の一つで、もう少し、読んでいて続きが気になるような引きを作っていたら、もっと面白くなったんじゃないかと思います。
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[投稿:2019-11-01 19:44:10] [修正:2019-11-01 19:44:10] [このレビューのURL]
5点 食戟のソーマ
31巻で一旦読むのをやめて、先日、この作品が完結したと噂で聞いて、今回最終巻が発売されたということで、32巻から最終巻までを一気に読んでみたのですが、噂に違わぬひどい内容でした。多分、1巻ずつ単巻でこの作品を読んでいたら、最終巻まで読むことは無かったと思います。
改めて、この作品の全体像を振り返ってみて、一体何が問題で、どうしてこのようなひどい結末を迎えてしまったのかとか、色々考えてみたのですが、おそらく問題の本質は、「出版社側と製作者側との間でこの作品を通してやりたいことが違っていた」ことにあったのではないかと自分は思っています。
つまり、出版社側としては、この作品を「食戟をメインとしたバトル漫画」として売っていきたい。しかし製作者側としては、この作品を「ソーマ達学生たちが学生生活を通して切磋琢磨していく青春物語」として描いていきたい。
そうした、物語に対する方向性の違いが、作品全体を通して(主に薊政権以降から)チグハグな流れを生み出して、そうした両者の思惑の違いから生まれた「ズレ」や「溝」みたいなものが、結局、最後まで埋まらないまま終わってしまった。それが、今回、この作品が不完全燃焼な形で終わってしまった原因なのではないかと自分は考えています。
勿論、この考えに根拠はありませんし、証拠もありません。単に自分の想像が生み出した妄言のようなものです。ただ、おそらく終盤に立て続けに登場してきた、才波朝陽、薙切真凪、幸平珠子などの重要人物は、おそらくもう少し別の形で登場をするはずだったんじゃないかと、最終回後のエピローグ3話を読んで、そんなことを思いました。
今回の評価点5点は正直あまり意味が無く、パート毎に0点から10点まで入り乱れているような激しい点数の乱高下だったので、とりあえず中庸な点数を付けておいたという感じです。
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[投稿:2019-11-01 19:42:40] [修正:2019-11-01 19:42:40] [このレビューのURL]
8点 もやしもん
連載終了から5年以上経過した今年2019年、偶然出会い
そしてこれまでにないくらいドハマりした作品です。
きっかけは近所のレンタルコミック店で、何を借りようか
思案してたところ、この本が目にとまりました。
作者の石川雅之先生はモーニング連載中の「惑わない星」で
知っていてこの人の描く女性キャラは好みなので、お試しの
もりで1巻を借りてみました。
そしたら面白くて止まらなくなり、6巻くらいまで借りたところで
やっぱり全巻買おうと思い立ち、全13巻を購入しました。
(新刊は在庫切れなため中古でしたが)。
内容は某農業大学に入学した菌が肉眼で見える主人公沢木と
彼をとりまく人々のキャンパスライフが中心ですが、
たまに舞台が沖縄だったりフランスだったりアメリカだったりします。
ストーリーも面白いのですが、とにかく各キャラクターの個性が
強烈で魅力的です(特に女性キャラ)。
主人公の沢木は菌が肉眼で見えるというとてつもない能力を
持ちながら作品中で非常に影が薄いのですが、それは周りの
キャラクターが強烈すぎて、あまり自己主張をしない沢木の性格も
あいまってのものだと思われます。
作品中での経過時間は沢木が農大に入学して2年生になるまでの
わずか1年ですが、その1年の間に各キャラクターがそれぞれ成長
を遂げる姿を見ることができます。
エピソードの中で好きなのは「フランス編」、「ビール編」、
「ミス農大落とし編」ですが、特に好きなのは「ビール編」の
オクトーバーフェストです(一言でいえばビール祭り)。
時々、樹教授の説明や菌たちの会話でページが活字だらけに
なることもあり「またかー」と思うこともありますが、
購入した後は一字一句読み上げました。
ただこうしたところは人によっては「もう無理!」となって
しまうかもしれません。
個人的にはもう少し続いてくれたらとも思いましたが、休載や
減ページも多く、途中から月刊誌に移籍したということなので、
作品内で1年経過してキリがいいところで円満終了の形にして
よかったのかもしれません。
最後に全13巻を読み終わっての今の率直な思いは
「なぜ俺はリアルタイムでこの作品に出会うことができなかったんだ。」
の一言に尽きます。
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[投稿:2019-10-31 21:44:12] [修正:2019-10-31 21:44:12] [このレビューのURL]
7点 Dimension W
丁寧に作られていますし、頑張って畳んだとは思いますが、本作独特の次元Wに関する設定が話が進むほど複雑で分かりにくかったのは否めません。オジサン主人公とかわいいアンドロイドのバディアクションものとして一編完結的なエピソードを重ねる形式であまり踏み込み過ぎない方が良かったかもしれません。
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[投稿:2019-10-22 21:20:30] [修正:2019-10-22 21:20:30] [このレビューのURL]