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3点 いぬやしき
作者の引き出しの狭さとストーリー構成力のなさにげんなりさせられる。前作同様に、生理的不快感を誘う展開と、何となく意識高い系の設定を武器に、中毒性の高い漫画を書こうとしているのかもしれないが、はっきり言って作者の身の丈に合っていない。
全てが稚拙で薄っぺらい作品に感じる。
ナイスレビュー: 1 票
[投稿:2017-07-23 16:18:47] [修正:2017-07-23 16:18:47] [このレビューのURL]
6点 キングダム
長期連載になってきているが、ほとんどダレない安定の面白さ。
ストーリー構成や、脇役の背景に至るほど行き届いたキャラ造形の巧さ等、基本的な要素が高水準で纏まっているため万人に薦められる佳作。
しかし模範的漫画すぎるため、読み手を選ぶ劇薬的漫画に慣れた読者には、今一つ刺激に欠けてしまう感は否めない。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-23 16:08:49] [修正:2017-07-23 16:08:49] [このレビューのURL]
5点 ARMS
進撃の巨人や、テラフォーマーズの作者に影響を与えたという、スタイリッシュ系近代バトル漫画の代表作。
ハードな展開と、格好良い設定や作画が魅力的。
ただ、進撃やテラフォ同様にダレるところが多いため、今読み返すと結構しんどい。
ジャバウォックの無敵っぷりにどれだけ心躍ろされるかが、この漫画を楽しむ上での肝である。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-23 16:00:04] [修正:2017-07-23 16:00:04] [このレビューのURL]
7点 SOIL
カネコアツシという漫画家を本作で初めて知りました。
筆ペンで描く世界感が極めて秀逸です。
おどろおどろしい背景はそのまま狂気に直結して
しまいそうな雰囲気を常に醸し出していて、
それでいて正気の論理は一つ残っているので、
単なるホラーでもないことに安心できます。
例えば、鈴白一家失踪の謎が10巻辺りでキチンと
説明されていたのは、21世紀少年とは異なり
フラストレーションを解消してくれています。
読み始め当初は、本作は非科学的現象を積み重ねる
SFあるいは人や集団心理の狂気を扱うホラーなのか、
あるいは伏線はりまくりの駄作なのか、
判断しかねるところがありましたが、
最終的には満足させてもらえました。
とはいえ、エピソードや枝葉の話も多く、雰囲気
つくりや謎かけ場面が多いので、結果的には無駄に
長話になったようにも見えます。
私は単行本で一気に読んだので苦にはなりませんでしたが、
連載中の読者なら多分途中から興味を失っていくだろうと
予想されます。
ドラマでいえばツインピークスのような名作の匂いを
漂わせつつ、根気よくついてくる読者を選ぶ作品という印象です。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-21 19:53:41] [修正:2017-07-21 19:53:41] [このレビューのURL]
3点 あさひなぐ
題材がなぎなたという点は新しいですが
中身はよくある日本伝統のスポコン漫画。
指導者が、「一見してどんな効果があるのかよくわからない変わった訓練を与え、具体的な目的、効果は当人には教えない。あとになってそれに気が付く」
みたいな、どこのスポーツ漫画でもさんざんコスり倒してきたクダリにたいへんうんざりさせられました。
こういう漫画が昔から流行ってたから、言葉で説明するのがへたくそな、とりあえず言われたことをやれ、という指導者が多くなってしまったと思います。
ナイスレビュー: 0 票
[投稿:2017-07-21 00:29:08] [修正:2017-07-21 00:29:08] [このレビューのURL]