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正直サッカーのことはよくわかりませんが、主人公の人生観や人生においての選択、挫折とその克服などを見るだけでも、十分買う価値があります。それに、サッカーのシーンもリアルなプレーや戦術、駆け引きなどが味わえる内容だと思います。
主人公の中学生編は個人的にめちゃくちゃエモいです。誰でも熱くなれる要素がある漫画だと思う
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[投稿:2019-12-18 21:33:10] [修正:2019-12-18 21:33:10] [このレビューのURL]
9点 マギ
漫画を読んでいて、ストーリーがよく練られているなと感じられる作品は多いですが、マギはその中でも群を抜いていることは間違い無いと思います。
雑誌に連載されていて、巻数が多い作品ほど、ストーリーのねじれや脚色(と言っても漫画なんですけど)のために無理なこじつけ伏線の感じがあるシーンが見られるようになるのではと個人的に思っています。その点で言えば、マギはストーリーがものすごい丈夫な背骨に支えられて、一つの完結した世界を大河的に完成させた大作であると言えます。
ただ、もう少しメタファーぽさがあルほうが好きと言う人もいると思いますし、ほしかったです。
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[投稿:2019-12-18 21:23:12] [修正:2019-12-18 21:23:39] [このレビューのURL]
どなたもレビューしていないのが意外です。
旅行に出かける際に利用する空港では、これから出発する
清々しい気持ちになれます。
また、無事に海外から帰ってきた際にも、本当にホッと
できる瞬間が空港です。
利用するだけで精一杯の初心者から少し慣れてくると、
空港の裏側のスタッフや仕組みに興味が湧いてきます。
荷物、旅客の物流がスムーズであること以外に、
空港ならではのサービスを快適してくれる人々が
見えない裏方として沢山いらっしゃることに気が付きます。
本作品は、空港に集う人々の人生と、そこに関わる
裏方の人々の努力と誠意で成立する空港サービスに
焦点を合わせています。
この種の群像劇は、石ノ森章太郎氏「Hotel」にも
共通する面白さでした。
空港もホテルも、多くの人々にとっては、非日常的で
特別な場所なんですね。
それだけにごくありふれた人生の一断面が繰り返される
場所でもあり、特別のドラマが生まれる場所でもあるわけです。
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[投稿:2019-12-16 18:35:49] [修正:2019-12-16 18:35:49] [このレビューのURL]
6点 風の谷のナウシカ
ナウシカの最後の選択は受け入れ難いものがあった。
個人的には、世界の理を捻じ曲げようとも貪欲に生を求めた、
旧世界の人間達の方が、自分にとってはよっぽど英雄と呼べる存在だ。
確かに「浄化」と称し生命を作り変えたその所業は人間のエゴと言えるかもしれないが
だからと言って、ナウシカの最後の行動も正当化されるものではないだろう。
生命の本来あるべき姿を尊重し、
自然のままに亡びさえも受け入れようとするナウシカの姿勢は崇高なものだとは思うが、
人類の存亡に関わる重大な選択を自分の思想だけで判断してしまうのはどうなのだろうか。
その上、腐海の真実や墓所でのやり取りを、他の人間に打ち明ける気も無いらしい。
独断で人類の存亡への道を閉ざし、他者へは選択する術も、
真実を知る権利すらも与えなかったナウシカもまた、
強烈なエゴイストのように思えて仕方無かった。
と、まあ結末には納得は出来なかったものの、
物語のスケールの大きさと細部まで考え抜かれた独自の世界観は文句のつけようがありません。
余談ですがワイド版は紙質も悪いし、無駄にでかくて本当に読み辛い。
単行本サイズの新装版とか出してくれないかなあ。
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[投稿:2012-09-13 16:37:23] [修正:2019-12-15 09:50:17] [このレビューのURL]